絵と音

「まなぶ・はたらく・つながる」をキーワードにアートや音楽から就労機会や意欲を支援するプログラム

あーとすぺーす絵と音(就労継続支援B型事業所)は、利用者が社会参加に一歩踏み出すきっかけとなっているアートや音楽のスキルを高めること、また、その成果を製品販売やバンド出演を通じて発表する場として、LPW法人が関わる事業や地域・関係者のみなさんと協働したイベント参加をプログラムとして提供しています。
具体的には、音楽療法やバンド練習、デッサンやデザイン講座、アート作品の製品化、商品袋の作成、展示作品の整理やイベントに向けた諸準備、当日の販売業務などが主な内容です。

個々の利用者の力が一つに ーアートと音楽で自信をつけるー

アートでは、「デザイン講座」「デッサン講座」などのプログラムに、多くの方にご参加いただいております。
また、ポストカードなどの作品作り・販売のほかに、季節の風物をモチーフにしたタペストリーづくりやオブジェづくりを利用者が共同して取り組み、たくさんの作品が誕生しました!
音楽においても、毎週地道な練習を積み重ね、イベントへのバンド出演が成果の発表となり利用者の自信につながっております。
2019年1月に行われたLPW文化祭では、バンド演奏とアート作品の1年間のまとめの場となり、関係者や地域の方に披露することが出来ました。

定期的な通所を呼びかけ、少しづつでも自立に向けて歩みだす

「生活のリズムを整え、コミュニケーションを図りながら、自立と社会参加へつながるために、定期的な通所利用」
「居場所」として気分の向いたときだけ利用する場所から、一歩ずつ自信つけ、社会参加を広めることを目指す場所として「あーとすぺーす絵と音」を利用してくださいと、お声がけしております。
その呼びかけを多くの利用者の皆さんは前向きにとらえていただくことができ、通所回数が増えることにつながっております。
時々の利用者の状態や思いを細やかに受け止め、今後の支援に生かしていきます。

「京都検定」「ペン習字の練習」などのプログラムも

あわせて、就労機会や意欲を支援するために、事業所の清掃をはじめとした事務作業補助、「京都検定」や「ペン習字の練習」など実用的な知識や技能を身につけるプログラムも提供しています。
利用者に「まなぶ・はたらく・つながる」知識、技能や体験を提供します。

2019年度も「まなぶ・はたらく・つながる」をキーワードに支援をすすめます。
アートと音楽を通じて「一歩ずつ自信つけ、社会参加を広めませんか」

就労継続支援B型事業所 絵と音
開所日 月曜日~金曜日 13時~17時
(イベント時等に変動あり)
絵と音パンフレット
あーとすぺーす絵と音(就労継続支援B型事業所)に関するQ&A

Q1・・・・どんな人が利用できますか。
 ひきこもりや精神障害等の理由から社会生活に不安があり、通常の就労が困難な方で、週2回以上の通所から始めていきたい方。アートや音楽の力を借りながら自立や社会参加、就労(一般就労、就労移行支援事業所または就労継続支援A型事業所への移行)など次のステージを目指される方を利用対象としています。

Q2・・・・どの様なプログラムを実施していますか。
■ 下鴨事業所(音楽)・・・「音楽療法」「バンド練習」などの音楽プログラム
■ 高野分室(アート)・・「デッサン講座」「デザイン講座」などのアートプログラム
 また、「ポストカードの制作」などのアート作品づくり、イベントでのライブ演奏などを実施しています。その他、キャリア講座、セミナー参加など能力向上のプログラムも用意しています。

Q3・・・・利用手続きの手順を教えてください。
 まずは見学に来ていただき、プログラム体験、面接を受けていただきます。面接の結果利用可能の場合は、お住いの各区役所保健福祉センター(京都市以外は各保健所)窓口で利用申請をしていただき、保健福祉センター(京都市以外は保健所)より利用決定の通知(福祉サービス受給者証)が届けば利用決定となります。

スタッフ紹介: はじめまして、くにやすです。

みなさん、はじめまして。「私は私。ということに強いこだわりをもつ」國安紗世です。
 軽く自己紹介させて下さい。出身は大阪府豊中市です。物心つく時には洛西という自然あふれる地に転居し、高校を卒業するまで育ちました。
 子どもの頃は極度の人見知りで親から離れられず、なかなか友だちの輪に入れなかったという記憶があります。そのため一匹狼で過ごすような子でした。性格は素直すぎて思ったことを、すぐに言葉に出してしまって周りを困らせたり怒らせたりしたものでした。幼心に「人付き合いって難しいなぁ」と悩んでいた時代もありました。
この悩みが興味に変わり、人付き合いの仕方を学ぶため修行の場として接客業を選んで働いていたこともあります。そこで得た経験と知識と勇気をもって福祉業界へと足を踏み入れました。
 LPWとの出会いは、私が左京区にある作業所で働いていた時のことです。そこで自主製品づくりの会議があり、出席したことがきっかけでした。そこにはほんのり茶髪や黒髪の中に、ひときわ目立つ赤い髪の河田さんがおられ声をかけて頂いたことからご縁が生まれ今日に至ります。
 今のLPWでの私の仕事は、自主製品づくり(マスク)とリサイクル係です。火曜と木曜に来てます。3月末よりお世話になっておりますが、コロナの影響によりみなさんに会えず。お客さんが来られる度にドキドキしてます。マスク作りについては、みなさんにリモートワークで裁断していただいた資材をミシンで縫製しています。
 さいごに、私の好きなものは「ゼロから作り出すこと」です。
そのためか仕事もプライベートも「(からまったものを)ほどいたり、むすんだり、作り出したりすること」をモットーにドタバタと走りまわっています。ちなみに今、はまっているものは畑です。
 パッと見は話しかけづらいオーラが出てるかもしれませんが、意外とフレンドリーです。これから宜しくお願い致します。
(2020/6)

スタッフ紹介: はじめまして。まついです。

 先月、4月よりこちらでお勤め出来ることとなり、皆さまに助けて頂きながら何とか2ヶ月が過ぎました。 夜に一杯やりながら、子どもの相手をしている時、「勉強しなさい」「ゲームはもう止めなさい」「早くお風呂に入りなさい」・・・と、令和になっても命令は和(やわ)らがないなぁ、と思う今日この頃です。
 我が身を振り返ると、そんなに勉強もしなかったし、スイッチは無かったけど割と好きなことをしていただけだったと思います。こちらで皆さんとお話をさせて頂いて教えられるのは、効率・効果を求める文明も生活は便利になって良いけれど、人の心が和らぐアート・文化がもっと大切にされるべきだ、と気づかされました。
 5月に法然院の悲願会、高野カトリック教会の葵ふれあいマーケットと2つのイベントに参加できて、人がゆったりとした気持ちで楽しめる文化イベントは本当に大事だと、そこにいる人たちの表情・雰囲気から、伺い知れました。と偉そうなことを言いながらも、漢字も調べずにどんどん書いていけるワープロという文明の利器(力)の“ちから”を借りている私がいます。
 どうぞ、これからもよろしくお願いいたします。
(2019/6)

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