ひきこもり支援において当事者、経験者による「ピアサポート」の力は大きく、公的、民間の支援事業の中でも欠くことのできない存在となっています。新型コロナウィルスの影響で当事者によるオンライン居場所のニーズも高まっています。
一方当事者の抱える課題はさらに多様なものとなっており、ピアサポート活動の中でもミスマッチや衝突が起こりやすい状況です。
当事者の間でもIT環境やスキルの有無など、様々な要素による格差が拡がっています。
家族の置かれる環境も多様化しており、同じく「ピアサポート」の役割を有する家族会などでも同様の課題があると思われます。
「ピアサポート」の効用は広く認められていますがその裏にあるリスクについてもしっかり向き合うことが今こそ求められており、ポストコロナの新しい社会到来の前に「当事者とは何か?」をテーマに関西出身で長く活動を継続されている二人の「当事者」、森下徹氏と横山泰三氏による課題提供と京都でピアサポート活動を行う「当事者」との対話を企画しました。
京都ならではの今後のピアサポート活動につながることを目標としたいと思います。
前半は3人の発表者による課題発表と対話を中心に、後半は「当事者」のみのグループとそれ以外の方のグループに分かれ、それぞれで対話をする時間を取る予定です。
今回はコロナウィルス緊急事態宣言期を考慮して、オンライン(Zoom)で参加を募る形とします。
また、今回の講演会は一部を録画・編集し、DVDや文章などの形でひきこもり支援に関心のある「当事者」「家族」「専門家」の方にご視聴頂けるようにする予定です。
日時 : 2021年2月14日(日)13:30~16:10
会場 : 若者と家族のライフプランを考える会 下鴨事務所よりオンライン配信 (Zoomを利用)
※zoomのURLやパスワード、資料等は開催前日をめどにお送りするリマインドメールにてお知らせします
講師
森下 徹 (NPO法人グローバル・シップスこうべ代表、 NODE) ※オンライン参加
横山 泰三 (NPO法人わかもの国際支援協会理事、 ラオス国立大学研究員) ※オンライン参加
中山 泰輔 (NPO法人若者と家族のライフプランを考える代表、 あーと・すぺーす絵と音 サービス管理責任者)
定員 : 20名
対象 : ひきこもり支援に関心をお持ちの当事者、家族、支援者
13:00 受付開始
13:30 開会あいさつ
13:40 第1部『3人の発表者による課題提供と対話』
15:10 休憩
15:30 第2部『グループごとの対話』
16:00 まとめ、閉会のご挨拶
NPO法人若者と家族のライフプランを考える会(LPW)
〒606-0851 京都市左京区下鴨梅ノ木町7番地1
Tel&Fax : 075-202-8073
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